『永田先生を偲ぶ』〜ゆるがないデザインを学ぶ〜に参加してきました!
2018.12.06 カテゴリ:
『永田先生を偲ぶ』〜ゆるがないデザインを学ぶ〜に2日間参加させていただきました。
永田先生の設計させれた住宅を今まで3件見せていただく機会があり、それは体感しないと何とも説明のできない心地よい空間でした。その永田先生が亡くなって5年、先生を偲ぶ会を山梨にて行われました。
今回のこの会には憧れ続けている伊礼智先生をはじめ、益子義弘先生、堀部安嗣先生、横内敏人先生、今回初めてお会いした秋山東一先生が講師として参加されておりました。
会の初日は堀部安嗣先生の『甲斐大泉の家』・永田昌民先生の『安曇野の家』を見学させていただきました。堀部先生の住宅を拝見したのは今回が初めてで、25坪の平屋でしたが考え抜かれた配置計画や間取りは大変勉強になりました。空間の続き方がとても魅力的で明と暗がうまく居場所の在り方をつくっていてため息しか出ませんでした。永田先生の住宅はスキップフロアで構成されており、視線の先にはうまく開口部が設けられておりとても開放的かつ住みたいと思える住宅でした。1.5階のリビングから続く大きなデッキはすぐにでも裸足で飛び出しそうな楽しい空間が、おおらかな吹き抜けと繋がり楽しい空間でもありました。これだけでもお腹いっぱいなのですが夜には先生方のディスカッションと懇親会で本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。気づいたら夜中の1時半を回っていましたが建築談義は尽きませんでした(笑)
2日目は横内敏人先生の『八ヶ岳の家』・伊礼智先生の『甲府の家』・堀部安嗣先生の『北杜の家』を見学させていただきました。横内先生の住宅は吉祥寺で拝見したことがあったのですが、素材使いや空間のおおらかさがとても印象的でした。今回の『八ヶ岳の家』では敷地の高低差をそのまま使ったレベル構成や小川に沿って建てられた配置計画がとても魅力的で雑木の中に暮らしているような錯覚を覚えるような住宅でした。伊礼先生の『甲府の家』は出来た当初に見学させていただいたのですが、実際に暮らされている様子を拝見できました。家具なども空間とうまく溶け込み、材の変化なども楽しめた贅沢な時間となりました。堀部先生の『北杜の家』は建物が3棟の離れで構成されており中庭が正三角形で構成されています。景色を一方で切り取るのではなく、北側にある既存住宅の目線を交わしながら360度開かれた間取り構成は何でこんなことが思いつくのかとため息しか漏れませんでした。本当に心地よく、こんな住宅に住んでみたいなと単純に思わされました。
住宅デザイン学校のOB達も多く参加しており本当に楽しい会となりました。この会を企画された木曜連の皆様、そよ風の皆様、小沢建築工房の皆様、講師の皆様、参加された皆様、本当に貴重な体験を有り難うございました。私の一生の宝物となる経験をさせていただきました!
こなから建築工房 藤岡
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